ヴィーガン・ベジタリアン・菜食生活を継続するために大切なのは「栄養バランス」!

出産後、母乳トラブルにより菜食中心で過ごしたところ、3か月で15キロ減り、耳鳴りめまい、動悸、手がしびれて物が持てず、貧血で倒れ、医師からは「栄養失調」と診断――今回はヴィ―ガン子育て編集部スタッフの実体験から気付いた「栄養」の大切さについてお送りします。当時の自己流のメニューと実際に必要な一食あたりの摂取量との比較も。菜食生活もバランスが大切です。皆さんの食事はいかがでしょうか?

なぜ「菜食」に対して否定的な意見が出るのでしょうか

近年、ヴィーガンという言葉やライフスタイルがやや浸透してきたようにも感じます。菜食やスーパーフードを特集した雑誌やレシピ本も書店などでよく見かけるようになってきました。ただ、「心も身体も健やかに整える菜食栄養学」について特化したものはなかなか見つけることができません。

一般的に「菜食」を始めたというと下記のような言葉を投げかけられたことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「肉を食べないと不健康になる、力が出ない」
「成長期の子どもには動物性タンパク質が欠かせない」
「野菜だけ食べるなんて無理。倒れてしまうよ」

なぜ否定的な意見が出るのでしょうか。それは菜食栄養学を無視して自己流の菜食食生活を続けている内に体調を崩す場合もあるからではないでしょうか?今回はヴィーガン子育て編集部のスタッフの実体験をお届けしたいと思います。

実体験! 自己流の菜食生活から栄養失調で倒れるまで

菜食生活のきっかけは母乳トラブル

これは私が実際に体験したことです。
自己流の菜食を始めたきっかけは、産後すぐの母乳トラブルでした。初産なのにその張り方はひどく、乳汁過多で乳腺炎を繰り返して体調も優れず、母乳外来に週3~4回は通う生活。当時診てもらっていた助産師の先生に言われたのは

あなたは栄養を摂りすぎ。乳腺炎の時には食事は一汁一菜にすること。美味しいおっぱいを赤ちゃんに飲ませたいならば毎日粗食にしなさい。甘いものや生の果物、野菜はなるべく控えるように。動物性のものを食べるなら鶏胸肉を茹でたものか卵を食べなさい。」

当時は菜食生活では無かったので、食生活は何でもアリ。もちろん野菜は食べていましたが、精白のパンやパスタ、うどん、お菓子も常食。朝昼晩パンを食べる生活でも苦ではなかったのですが、これ以上胸の痛みに耐えられず、先生の指示に従いながら、インターネットで調べて見よう見まねの菜食食生活を始めました。

食事の内容は下記のようなものがベースで、たまに果物やサラダ、蒸し鶏を食べる程度です。

玄米ご飯 お味噌汁 切干大根の煮物 冷奴 ホウレンソウのお浸し

ヴィ―ガン・ベジタリアン・菜食生活で一番大切なことは「栄養」だった

そして・・・ついに倒れる!!

毎日、和食で薄味の質素な食事で1か月程過ごしました。母乳育児をしていたこともあり猛烈にお腹がすくため、おやつはおにぎりや干し芋などを食べ、パンやお菓子には極力手を出さなかった結果、乳腺炎にはかからなくなりました。

乳腺炎に二度と罹りたくないと思っていた私は、この食生活に少し自信を持ち始めていました。そして、この自己流の偏ったマクロビオティックの食生活を送り、3ヶ月程経った頃・・・

体重は産後から15キロ減り
耳鳴り、めまい、動悸、手がしびれて物が持てない、といった症状が出てくるようになり
ついに家の中で貧血で倒れました。

ヴィ―ガン・ベジタリアン・菜食生活で一番大切なことは「栄養」だった

病院で色々検査をした結果は「栄養失調」
病院の医師と家族からはこんこんとお説教をもらい自己流ではダメだと反省しました。

一食当たりの栄養素の比較(栄養素基準値は授乳婦を基準とする)

それでは、私が日々食べていたこの食事にどのくらいの栄養が含まれていたか、実際に必要な一食あたりの摂取量と比較しながら、見てみましょう。

「ナイアシン」が一食当たりの基準値を僅かに超えていた程度で、その他は基準値を下回っています。これでは倒れてしまうのも無理はありませんよね。今は、ヴィーガン子育てサポート講座で学んだことをベースに食生活を送っているため、体調はとても調子が良いですが、この経験からも「栄養」のベースをしっかり学んでおくことの大切さを痛感しています。

心身共に幸せで健康的な菜食生活を

「動物性のものを摂らないようにしたいけど、料理が苦手だから簡単に買えるヴィーガン食で済ませてしまっている」というお話も時々聞くこともありますが、それで倒れて病院へ行って薬を飲むようなことになってしまっては元も子もありません。自分自身のからだを大切にし、薬に頼らないからだを作っていくことが、地球環境や動物達の命を守ることにも繋がります。こちらでも栄養学についてまとめていますので、是非ご参考にしてくださいね!

そして自分の心とからだの声に耳を傾けながら、幸せで健康的な菜食生活を送りましょう。

ヴィ―ガン子育て栄養学コーナー
ヴィ―ガン子育て「菜食栄養学コーナー」

菜食栄養学もしっかり学べる講座【ヴィーガン子育てサポート講座】の第二期が10月より開始しました。ベースの考え方を抑えておくと、その後の生き方が楽になります。幸せにヴィーガンライフが送れるように、これからもスタッフ一同、皆さんの「ヴィーガン子育て」をサポートしていきたいと思います!

ヴィーガン子育て編集部

「菜食栄養学」を知りたいときに、まずは「健康的なヴィーガンライフを送るために必要な五大栄養素の基礎知識」から読んでみませんか。

※現在、日本では「VEGAN」を「ヴィ―ガン」「ビーガン」の2通りで表記されていますが、意味は同じです。当サイトでは「ヴィ―ガン」で統一しています。

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