免疫力をあげよう!~体を温める食材からオススメのハーブをご紹介~
日ごとに寒さが厳しくなり、風邪やインフルエンザが流行の兆しを見せています。
風邪薬は症状に合わせてたくさん種類があり、即効性などのメリットがありますが、体への負担などが心配。
そこで今回は、薬に頼りすぎず、体の免疫力をあげるために日々の暮らしの中で簡単に取り入れられる方法をご紹介します。
「冷えは万病の元」体温を低くする原因をチェック
みなさんは自分の平均体温が何度かご存じですか?
日本人の体温の平均値は36.6℃から37.2℃の間と言われていますが、近年、夏場の過度な冷房や運動不足、砂糖の取りすぎなど、様々な要因で体温が低くなり、平熱が36℃以下の低体温の人が増えていると言われています。
また、女性は男性に比べ筋肉量が少ないことから、むくみや冷えなどのトラブルを抱えている方も多いようです。
昔から「冷えは万病の元」と言われているように、免疫力が低下すると体内に入り込んだウイルスや細菌などを排除する力が低下し、病気にかかりやすくなります。
日頃から冷えない体づくりを心がけましょう。
予防対策:体を温める効果のあるヴィーガン向け食材3つ
味噌
発酵食品である味噌には酵素が豊富に含まれており、代謝を上げたり血流や腸内環境の改善し体を温める効果が期待できます。根菜を合わせたお味噌汁は、冬の食卓に取り入れたい一品です。
味噌は、酵素や酵母のいきている天然醸造味噌の生味噌を選びましょう。また、酵素をしっかり摂るためにも、味噌を入れたら沸騰させないのがポイントです。
さらに味噌について詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
酵母や乳酸菌も生きている!味噌本来の味を楽しめる天然醸造味噌の見分け方
冬の体も心もぽかぽかに温めてくれるおすすめ味噌レシピはこちら。
けんちん汁~味噌仕立て~
- 編集部おすすめの味噌
生姜
生姜には、辛み味成分であるジンゲロールとショウガオールが含まれています。ジンゲロールは生の生姜に多く含まれる成分で、加熱するとショウガオールに変化します。
ジンゲロールは免疫力アップ・殺菌作用・風邪をひきにくく、ショウガオールは血行促進・体を温める効果があると言われており、風邪の季節に取り入れたい食品のひとつです。
生姜を美味しくお手軽に摂れるレシピをご紹介。
ホットレモンジンジャー
- 編集部おすすめのジンジャー食材
梅醤番茶
梅醤番茶は、梅肉と醤油を合わせ熟成させた梅醤と、番茶を合わせた飲み物です。
体を芯から温め、疲労回復効果の期待出来る梅醤番茶は、風邪のひき始めにピッタリです。生姜のすり下ろしを入れることで、更にポカポカと体が温まります。
- 編集部おすすめの梅醤
症状対策:風邪の症状緩和が期待できるハーブのご紹介
ドイツでは、風邪のはじまりや頭痛などの不調の際、できる限り薬に頼らず、ハーブティーを飲んで症状を改善させるというのが一般的。
中でも、エキナセアとカモミールは風邪予防や風邪のひき始めにオススメのハーブです。
エキナセア
エキナセアは北米産のキク科の植物で、アメリカの先住民の間では喉の痛みや風邪の民間薬として利用されてきました。
ハーブ先進国のドイツには、コミッションEと呼ばれる厚生労働省のような機関があり、エキナセアは、免疫活性効果があり慢性的な炎症の治療に有効であると認められています。
飲み方
8週間続けて飲んだあと、1~2週間の休息期間をおきましょう。
※注意点※
- 妊娠中や授乳中の方は使用しないこと。
- ブタクサや菊等、ヒナギク科の植物にアレルギーがある人は、エキナセアにもアレルギー反応を起こす可能性があります。
- 喘息やアトピーの人は、エキナセアを摂取した際にアレルギー反応を引き起こす傾向が強い可能性があります。
- ドイツでは6歳未満の子どもには半量を推奨。イギリスでは12歳未満の子どもに使用しないように勧告しています。お子さんに与える際は十分注意してください。
- 編集部おすすめエキナセア茶
カモミール
カモミールは青リンゴに似たフルーティーな香りを持つのが特徴で、ヨーロッパでは『万能ハーブ』と呼ばれるほど、様々な効能を持っています。
発汗作用や抗菌作用を持ち、風邪のひき始めや風邪予防にオススメです。また、リラックス効果が高く、ストレスを軽減する効果が期待できます。
※注意点※
- キク科の植物にアレルギーがある方はアレルギー反応を起こす可能性があります。
- 妊娠中の方は、子宮を収縮させる作用があるためお控えください。
- 編集部おすすめカモミールティー
出典:国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報
日本に古来より伝わる発酵食品や、ヨーロッパで広く親しまれてきたハーブを取り入れ、寒い冬を親子で元気に乗り切りましょう!
ヴィーガン子育て編集部