土鍋派?圧力鍋派?玄米のお薦め炊き方と四季の味わい~玄米を知ろう③
玄米はボソボソしていたり食感が苦手、という方も多いと思いますが、実はお鍋の種類によっても味や食感は大きく変わります。今回は、お鍋による炊きあがりの違いや、美味しく炊くコツからレシピまでご紹介します。
- 玄米を知ろうシリーズ
- 第1回 栄養満点!玄米の栄養と美味しいお米の選び方
第2回 フィチン酸・アブシジン酸を無毒化して安全に取り入れよう
第3回 土鍋派?圧力鍋派?玄米のお薦め炊き方と四季の味わい
第4回 酵素玄米(寝かせ玄米)の効果と炊き方のコツ
Contents
土鍋、圧力鍋、多層鍋から炊飯器まで、炊きあがりはすべて違います
みなさんは玄米を炊くとき、どんなお鍋を使っていますか?モチモチな食感が好きな方、粘りの少ないあっさりとした食感がお好きな方、好みはそれぞれあると思います。ご家庭のお鍋でも炊き比べをして、絶品玄米ご飯を見つけてみてください。
粘りの少ないあっさり玄米ご飯が好みの方は ・・・ 土鍋がオススメ
粘りの強いモチモチ玄米ご飯がお好みの方は ・・・ 圧力鍋がオススメ
手軽に玄米ご飯を取り入れたい方は ・・・ 炊飯器がオススメ
お鍋の種類別と美味しく炊くコツ
次にもう少し詳しくお鍋の種類別に玄米の炊き方を見ていきましょう。
ヴィ―ガン子育てスタッフ厳選のお鍋もあわせてご紹介します。
炊飯専用土鍋で粘りの少ないあっさり玄米
内蓋付の土鍋があると便利。
水量
玄米に対して1.5~1.8倍量。
浸水
10~12時間させる。
使い方
自然塩を適量加え、沸騰したら弱火にして50~60分。
15分程蒸らして木杓子で混ぜる。
万能ステンレス多層鍋でどんな方にも食べやすい玄米
水量
玄米に対して2倍量。
浸水
10~12時間させる。
使い方
自然塩を適量加え、沸騰したら弱火にして50~60分。
5分程蒸らして木杓子で混ぜる。
ドイツの逸品圧力鍋で粘りの強いモチモチ玄米
水量
玄米に対して1.2~1.8倍量。
浸水
10~12時間させる。
使い方
自然塩を適量加え、圧力鍋のセット後火にかけ、圧がかかったら弱火にし、20~30分炊く。
夏場はやや短めでも良い。
火を止めて10分蒸らし、圧を抜いてから木杓子で混ぜる。
水量
お櫃に書かれている玄米の水量に合わせる。
浸水
なるべく長時間。10~12時間させてもよい。
使い方
自然塩を適量加え、炊飯器のスイッチを押す
もうひと工夫で玄米を更に美味しく!
各鍋の美味しく炊き上がるポイントを記しましたが、さらに2つのひと工夫を伝授♪
浸水に昆布でひと工夫
玄米を浸水させる時に昆布(5㎝×10㎝位)を一緒にいれ、出汁を取っても美味しいです。出汁はそのまま鍋に入れて一緒に炊いても良いでしょう。
残った玄米ご飯からナゲット!?
蒸しなおして食べたり、雑炊にしたり。
海苔や佃煮等好みの具をご飯に混ぜ込み、適当な大きさに丸め、パン粉を軽くまぶしてナゲットにして食べても子どものおやつや軽食になって美味しいですよ!
玄米を季節ごとにアレンジして食べよう!
玄米は季節によって炊き方や鍋を変えることで、身体にも優しく様々なお味を楽しめます。
春~初夏
土鍋やステンレス多層鍋で炊いたアッサリタイプがおススメです。気温や湿度が高い季節。お酢や薬味を使ったさっぱりしたおかずにも邪魔をしない食感になります。
夏
番茶やはと麦茶をかけて梅干しと合わせ、冷製茶漬けにしても美味しそうですね。土鍋で炊く場合は、未就学児~幼児が食べる場合は気持ち長めに炊き、やわらかめの食感にしてあげると消化も良く食べやすくなります。
※食中毒対策のために浸水は冷蔵庫で行いましょう。(32℃~の温水に玄米を24時間以上浸水させておくと、セレウス菌や黄色ブドウ球菌などの食中毒事故を招く原因になりえます。)
秋~冬
圧力鍋で高圧をかけたもっちりもち米のようでプチプチした食感が楽しめるご飯がおすすめ。気温や湿度も低くなり、おかずや他の料理もこっくりした濃いめの味が恋しくなる時期です。冬の土用の時期は小豆も一緒にいれて玄米小豆ご飯にすると、寒い冬にこたえる胃腸を労われるのでおススメです。温かい汁物に加えて即席の雑炊にするのも寒い朝の日に嬉しいですね。
美味しい玄米レシピ
最後に、ヴィ―ガン子育てでご紹介している身体に優しく美味しい玄米レシピをご紹介します。 ☆繊維質たっぷり!ダイエットにも。味噌ラタトゥイユ玄米丼
☆プチプチヘルシー♪玄米リゾット ☆疲労回復、風邪予防に!アマランサスと梅干しの雑炊これまで玄米の栄養と選び方、フィチン酸・アブシジン酸を無毒化して安全に玄米を安全に取り入れる方法、そして今回は炊き方(鍋の種類や四季によってお薦めのいただき方)について配信してきました。玄米シリーズ最終回は、酵素玄米(寝かせ玄米)についてお届けします!
関連記事
ヴィーガン子育て編集部
※現在、日本では「VEGAN」を「ヴィ―ガン」「ビーガン」の2通りで表記されていますが、意味は同じです。当サイトでは「ヴィ―ガン」で統一しています。