学校給食の牛乳、みんなどうしてる?【牛乳アンケート後半結果報告】

ヴィーガン子育てでは「学校給食の牛乳についてのアンケート」を実施し、たくさんの方々からご回答をいただくことができました。誠にありがとうございました。ご回答いただいた100%の方が「選択制にしてほしい」という結果となりました。

今回は、アンケート期間の後半にお寄せいただきましたご意見をご紹介させていただきます。

学校給食の牛乳を止めている方

息子は現在6年生です。幼稚園の頃からアレルギーということにして、給食の牛乳は飲んだことはありません。(検査では食物アレルギーはどれも陰性でしたが、鼻づまりや皮膚のかゆみが出ることを手紙に書きました。)
小学校では、年度末に毎年牛乳代を返金してくれます。
飲み牛乳以外では、生クリームやバター、卵を使っているメニューの日はおかずを持たせています。お金を払ってでも避けたいものなので、こちらの要望をきいてくれて、ありがたいです。(長野県)

アレルギーもないので、親の考えで牛乳を飲まないように診断書を書いてもらい、対応しています。飲み物としての牛乳以外、例えばおやつの乳製品、牛乳が入ったスープなどは制限していません。アレルギー対応の給食は、市販のものも多かったためです。
今は、みんなと同じ牛乳飲みたいとは言いませんが、言うようになったら、親子でもう一度話して考えようと思っています。

同じ市町村に住む公立小学生の保護者から診断書がないと飲ませないという選択ができないと聞き、診断書を書いてくれるドクターにお願いしました。
学校に話したところ アレルギーでないため市町村のガイドに沿わない→通るかどうか…校長先生を始め保健担当栄養士との相談するとのお返事でしたが、結果 子どもは飲まなくて済むようになりました。 (千葉県)

小学校一年から、牛乳を止めています。
もともとアレルギー体質で改善目的で医者に相談したら、まず牛乳をやめるように言われたからです。(東京都)

給食の牛乳を止めるためには、医師の指示書が必要とのこと。
しかも年1回更新なので、小学校のときは、毎年その書類のために遠くの病院へ行っていました。中学は、自由に選択できるので、毎日問題なく飲んでいません。(東京都)

幼稚園の時から中耳炎やアレルギー性鼻炎が治らなかったのがきっかけで、家庭では肉から野菜中心、乳製品不使用。
小学校入学時、近所の小児科で血液検査、牛乳アレルギーはなし。「飲むと体調が優れなくなる」と言って乳糖不耐症の診断をつけてもらい給食の牛乳を止めた。しかし毎年医師の診断を受ける必要があり、近医ではアレルギーがないなら「牛乳は少しずつ飲ませなさい」との方針。今回下の子も入学するため自然派医師の栃木県那須烏山市、本間真二郎医師の診察を受け相談。診断書を書いていただき問題なく学校に提出。(福島県)

わたしは大人になってから動物性のものをやめました。まだ子どもはおりませんが、子どもができても極力動物性を避けたいと思っています。
わたしは小学生の頃牛乳が好きだったので、給食は問題なかったですが、牛乳についていろいろ知った今もし飲めと言われたら、気持ち悪くて飲めません。
給食からは基本廃止にして、希望者のみ注文して飲むようなシステムにすれば良いと思います。(大阪府枚方市香里園)

現在、かかりつけの小児科で「乳糖不耐症」ということにして、診断書を書いてもらって提出しています。
診断書は毎年必要ですが、そうそう小児科にかかることもなく、診断書だけのために受診するのに気が引けたため、話し合いで止めてもらおうと思い、コンタクトを取ろうとしました。が、学校栄養士の先生から、診断書の提出がないと受け付け不可能と門前払いされました。そのため、それ以降も毎年、エセの診断書を書いてもらっています。(大阪府堺市)

家族みんな完全ビーガンなので学校給食は無理なため、子どもは毎日お弁当です。
給食でビーガン食選べるようになるのは まだまだ無理だと諦めています。(神奈川県横浜市)

娘は3年生で、牛乳は1年生の時から先生にお願いしながら止めさせて頂いてます、それでも理由はアレルギーではなく、牛乳は人間の身体に良い物ではないと思うからですので、飲まなくても払わないといけないのは不満です。(東京都練馬区関町北)

保育園ですが、家庭の事情で飲みません。代わりの代替え品を持っていくということで、okしてもらいました。(東京都)

現在悩んでいる方、牛乳を飲まないことについての思いを書いてくださった方

今やめさせようか悩んでいます。(神奈川県)

今現在、保育園とスキムミルク・牛乳の飲用を止めてもらうよう交渉中です。
「今まで例がなく難しいと思う」と言われています。
最初に放射能汚染を避けたいと話したら、訝しげな顔をされ、お願いの仕方を失敗した事に気付きました。出来るところまで頑張ってみます。(奈良県奈良市)

まだ保育園ですが、小学校からの牛乳給食、絶対飲ませたくありません。遺伝子組み換えの飼料を食べる牛の乳なんて、発育途中の児童に飲ませるべきではありません。せめて選択する権利を各家庭が持つべきだと思います。(兵庫県神戸市)
牛乳は人間が飲むものでは無いし、乳糖不耐症の子が増えるだけだと思う。環境にも体にも良く無い。牛乳=カルシウムが豊富という知識が間違ってるので、まずはその間違った知識を正しい知識に置き換えて欲しいし、メディアにも取り上げて欲しい。(東京都)

私も、給食でものすごく苦しみました。子ども達も、ものすごく苦しくなってしまわないように、宜しくお願い申し上げます。(愛知県名古屋市瑞穂区)

乳ガン、前立腺がんの原因とも言われている。
日本人のほとんどが乳糖不耐症といわれている。
子牛の赤ちゃんの飲み物を人間がよこどりしてまで飲まなくていい。
牛の体温は40度に対して、人間は36度で溶かしきれずに、乳脂肪となってメタボリックシンドロームや血液を汚し脳卒中などのリスクが上がる。(沖縄県)

学校のPTAからの協力があれば、絶対良いと思います。(東京都練馬区)

前半期間のご回答は下記記事をご覧ください。

※一部、編集の関係で文言を変更させていただいております。ご了承をお願いいたします。

牛乳拒否をスムーズに行うには

給食の牛乳拒否を行うには

現在牛乳への対応は学校によって様々で、理解のあるお医者さんに相談するなど、個人で動いていらっしゃる方もいます。子どもに対する伝え方や、行動を一緒に考えていくプロセスなどについては、以前の記事をぜひご参考ください。

「決まりだから」「前例がない」「事務仕事が増える」といったことを言われることもあるかもしれませんが、実際に止めてもらい、更に返金をしてもらっているケースはたくさんあります。是非こうした事例も学校側にお伝えいただけたらと思います。

日々の牛乳の廃棄量が問題に出ることはほとんどありませんが、「牛乳好きの子が残ったものを飲む」ということがない限り、毎日大量の牛乳が残されています。その一方で、「絶対に残してはいけない」と指導されている担任のクラスでは、牛乳が嫌い、苦手な子どもたちも我慢をして飲んでいる、という現状もあります。

地球環境にとって、そして子どもたちにとって、「食育」とは何なのか、私たち大人が真剣に考え、声を挙げていく時ではないでしょうか。

学校・園給食の牛乳を止めるための診断書について
「アレルギーではないが、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるため、給食の牛乳を止めたいがどうしたら良いか」というご相談をよくいただきます。
学校や園で「診断書の提出が必須」というところも多くあり、その場合は病院などで診断書を出していただく必要があります。
その場合、まずはかかりつけの医院で「アレルギーではないのですが、牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなるため、給食の牛乳を止めたいのですが、診断書を書いていただくことは可能でしょうか?」とお聞きいただけたらと思います。
アレルギー以外の理由でも、診断書を出していただけるところは多くありますので、かかりつけ医だけでなく複数の病院に相談してみることをオススメします。

ヴィーガン子育てプロジェクトの給食と牛乳記事一覧~動画も公開中~

ヴィーガン子育てプロジェクトは、給食と牛乳についてこれまでも多くの記事を配信しています。動画も公開中です。 そもそも牛乳が人の身体に及ぼす影響などについても配信していますので、ぜひこちらもご参考ください。

ヴィーガン子育てオフィシャルYou Tubeチャンネルでも、給食の牛乳についての動画を公開しています。ぜひご覧下さい!
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一般社団法人世界マザーサロン  代表理事 永井佐千子(Sachiko Nagai)
永井佐千子(Sachiko Nagai)
<経歴>
大学卒業後、北京に語学留学
2002年より経営コンサルティング会社で日系企業の中国事業支援に従事
その後、上海の法律事務所で勤務後、2008年に独立
母親が在宅で仕事ができる環境を整えながら企業の事業支援を行う
2015年に一般社団法人世界マザーサロンを設立
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ヴィーガン子育て編集部

※現在、日本では「VEGAN」を「ヴィ―ガン」「ビーガン」の2通りで表記されていますが、意味は同じです。当サイトでは「ヴィ―ガン」で統一しています。

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