低GI甘味料でダイエットレシピに!煮切りみりんの簡単な作り方
5回にわたって、砂糖の代用として使える、より栄養価の高い食品をご紹介するシリーズ、第3回は煮切りみりんをご紹介します。
煮切りみりんとは本みりんのアルコールを飛ばして旨味と甘味だけを料理に利用する方法です。煮切ることによって、みりん本来の旨味が増し、香りもまろやかで香ばしく豊かになります。この煮切りみりんを更に煮詰めたものが「煮切りみりんシロップ」です。 両方同じ「みりん」ですが、それぞれのおすすめの用途をみてみましょう。
Contents
煮切りみりんは料理に、シロップは砂糖の代用品として
煮切りみりんの特徴
本みりんにはアルコールが約14%含まれています。
このアルコールを「煮切り」という工程により飛ばすことで、アルコール臭が抜けて玄米水飴と黒蜜の中間のような香ばしさがある甘味料になります。
なんと言ってもGI値が低いのが特徴です。 血糖値の急上昇が抑えられるので身体にも優しいですね。 マクロビオティックやヴィーガンのお料理本にはメープルシロップや甜菜糖が多用される傾向がありますが、GI値という観点からみると煮切りみりんのGI値の低さはダントツなので美容やダイエットをされている方にもおすすめです。
煮切りみりんの作り方
①鍋に本みりんを入れ、火にかけます。 煮立ち間際に 表面にチャッカマンや火のついた竹串で火を点けます。
②本みりんのアルコール分が炎となって燃え上がります。(換気扇をつけるのを忘れずに!) しばらく燃えた後、炎が消えたら煮切りみりんの出来上がり。 炎が上がるのが怖いかもしれませんが直ぐに消えるのでご安心を。 フランス料理のフランベと似たような感じです。
それでも炎が怖い!という方は
鍋に本みりんを入れて火にかけ、弱火で静かにアルコール臭が消えるまで煮ます。 炎が出ないので安心ですが、アルコールが抜けるまで時々味見をしてくださいね。
煮切りみりんシロップの作り方
煮切りみりんを更に弱火にかけ、全体量が約1/2になるまで煮詰めてください。 焦がしてしまうと、焦げの臭いが全体に回ってしまい美味しくないので 鍋肌を焦がさないように注意して煮詰めましょう。
煮切りみりんの保存方法は?
アルコールを飛ばしているので保存性はよくありません。 本当は都度作れれば1番良いのですが、まとめて作った場合は消毒した保存容器に移し、要冷蔵で3~5日を目安に使い切って下さいね!
ヴィーガン子育て編集部おすすめ本みりん
醸造アルコール・糖類・保存料などは不使用。そのまま美味しく飲んでいただくこともできます。「米一升、みりん一升」の本格みりんは、上品な甘さ、抜群の照り、ツヤとノビの良さが特長です。
いかがでしたか。最後に食材5つまとめましたので、普段の料理に取り入れてみてくださいね。
- 砂糖の代用品になる、ぜひ覚えておきたい食材5つ
- 1.ドライフルーツ デーツ(なつめやし) 2.甘酒 3.煮切りみりん 4.こぼれ梅(みりん粕) 5.羅漢果
ヴィーガン子育て編集部
※現在、日本では「VEGAN」を「ヴィ―ガン」「ビーガン」の2通りで表記されていますが、意味は同じです。当サイトでは「ヴィ―ガン」で統一しています。